🌙声のぬくもり部屋を作った理由🌙
アメリカの図書館で、子どもたちが
猫に向かって本を読んでいる光景を見たことがあります。
猫たちは静かに耳を動かしながら、
まるでその声を心で聴いているようでした。
そこにあったのは、言葉を教える時間ではなく、
声そのものがつくる「安心」の時間。
私はその光景を、ずっと忘れられずにいます。
そして今、
老犬や老猫と過ごす人が少しずつ増えています。
介護という日々の中には、
「もっとしてあげたいのに」という切ない思いや、
夜の静けさの中で感じる深い孤独が潜んでいます。
そんなときこそ、声がそっと寄り添います。
ぬくもりのある声は、
ペットの安心だけでなく、
介護する人の心もやさしく包みます。
この「声のぬくもり部屋」は、
老犬や老猫と過ごす方、
そして“命とともに生きること”に心を寄せるすべての人へ向けた、
小さな声のアトリエです。
声をかけ、手を添え、呼吸を合わせる──
そんな小さな時間の中に、
いのちと心をつなぐ静かな灯がともります。
チャロと一緒に、
そのぬくもりを見つめ、育てていきたいと思っています。
🄫Ericharo Land 2025

